AGRIOTYPINAE Haliday, 1838 ミズバチ亜科

ミズバチ Agriotypus gracilis Waterston, 1930 (♀)
ミズバチ Agriotypus gracilis Waterston, 1930 (♀)
ミズバチ Agriotypus gracilis Waterston, 1930 (♂)
ミズバチ Agriotypus gracilis Waterston, 1930 (♂)
寄生されたニンギョウトビケラの巣と、ミズバチのリボンと蛹
寄生されたニンギョウトビケラの巣と、ミズバチのリボンと蛹

他の亜科との区別に用いる形態]

小型から中型のヒメバチ。頭盾は小さく、突出し、先端は長い中央突起を持つ。大腮の上の歯は下の歯より短い。小盾板は先端に長い棘を持つ。付節の爪は長く、弱く曲がり、単純(=くし歯を持たない)。前伸腹節は横隆起線を持たず、強い縦隆起を持つ。後体節第1節の背板と腹板の境界ははっきりしない。後体節第2背板と第3背板は♂においては部分的に融合する。♀において、後体節第2背板と第3背板、第2腹板と第3腹板は融合する。第2腹板~第6腹板は両性とも完全に節片化する。少なくとも日本の既知種では前翅に曇る部分がある。

[主な生態]

成虫は水辺に棲息し、産卵の為に水中に潜水する。流水中のトビケラ目の蛹と前蛹に外部寄生を行う殺傷型寄生蜂。トビケラの巣からシュノーケルのようなものを出し、水中の酸素を取り入れて呼吸する。

[同定の際の注意]

黒色の体、小盾板の棘、特徴的な後体節の構造などにより、実体顕微鏡を用いた同定において他の亜科と間違えることは無い。日本産の種は全てAgriotypus属に所属する。

日本産種のリスト

 

Agriotypus Curtis, 1832

   Crotopus Holmgren, 1858

 gracilis Waterston, 1930 ミズバチ
 silvestris Konishi & Aoyagi, 1994
ミヤマミズバチ