ヒメバチ科 ICHNEUMONIDAE Latreille, 1802

サクサンフシヒメバチ Gregopimpla himalayensis (Cameron, 1899) ♂  [ヒラタヒメバチ亜科]
サクサンフシヒメバチ Gregopimpla himalayensis (Cameron, 1899) ♂ [ヒラタヒメバチ亜科]

主な特徴

① 前翅の前縁脈と亜前縁脈は融合し、それらの間は室を欠く。前翅は外見上基部方に三本の翅脈を持つ(ヒメバチ上科の特徴)

② 前翅翅脈2m-cu脈が大半の種で存在する。

③ 前翅翅脈1/Rs+1R1を欠く(コマユバチ科では多くの場合、存在)。

④ 後翅翅脈r-m脈とRs脈の合流点はSc+R脈とRs脈の分岐点より先端側。

⑤ 後体節第2背板は第3背板とほとんどの場合、融合しない。

⑥ 大腮先端は互いに接し、閉じた際は若干重なる。

⑦ 一部のグループを除いて、後体節と後脚基節の胸部への付着点は接近する。

 

ヒメバチ科は、膜翅目の中で最大の規模を有する寄生蜂の大きな一群で、日本からは32亜科421属1592種13亜種が記録されています(2016/8/31現在)。科の説明や形態用語は寄生蜂の資料のヒメバチ科について(概論)をご覧下さい。

日本産ヒメバチ科目録2015(渡辺作成)
このウェブサイトの目録を一つのファイルにまとめました。2015年までの全ての分類情報が反映されています(間違いがありましたら渡辺までお知らせください)。また、神奈川県立生命の星・地球博物館に収蔵されている種については、青字で表記し、一目でわかるようにしています。(2016年1月16日更新)
日本産ヒメバチ科目録2015_160116.pdf
PDFファイル 2.3 MB
ヒメバチ科とコマユバチ科の簡単な見分け方(大半のグループで識別できる).
ヒメバチ科とコマユバチ科の簡単な見分け方(大半のグループで識別できる).